知見/レポート

TOP > 知見/レポート > 【CCS】CCSの基本とIOC各社の取組み

【CCS】CCSの基本とIOC各社の取組み

2022年 4月 21日

PDF版 PDFマーク


塚田 邦治(技術推進部 部長)



世界中で「カーボンニュートラル」への取組みが加速し、関連のニュースや話題がもはや日常的に発信されるようになった。 再エネ利用、水素・アンモニア製造・利用などで化石燃料に替わるエネルギーへの転換は、サステナブルな低炭素社会構築への重要課題だが、時間のかかるプロセスである。 一方、CCSは、技術的にはすでに確立され、CO2の削減自体を最も効果的に早急に手当てできる分かりやすい方法だ。 加えて、水素・アンモニア製造を進める上でも製造過程で排出されるCO2を処理すべくCCSは必須となる。 他方、CCS自体ではビジネス化が難しいため、実装について未だ課題があり、ビジネス化を助長する政府の支援整備・拡充、法整備、さらには社会全体への受容性の助長が課題となる。

報告者はCCSの基本及びエネルギー会社の具体的取組みについて解説を行った。 「CCSって何?」から始まり、その歴史、現在の計画・実行状況とともに、今後のカーボンニュートラルに向けて利用を拡大するための課題についてまとめ、現在のエネルギー会社各社の取組みについても紹介した。 CCSに携わる方々にとってはすでに既知の内容が多いものと思われる内容だが、振り返りや何らかの参考になれば幸いである。





(以上)

免責事項:本稿は著者の個人的見解であり株式会社INPEXソリューションズの見解ではありません。